好きな時に好きなだけ好きでいたい

惜春

2024年3月10日。

東京ドームで行われたNCT127の「NCT127 3RD TOUR `NEO CITY : JAPAN - THE UNITY‘」最終日に行ってきた。

今までに感じたことがない熱量と歓声の渦に東京ドームは包まれ、その場にいても飲み込まれそうだと何度も感じたが、イリチルたちは私たち以上の熱量で舞台というアイドルにとって最高の場所を通じてパフォーマンスを披露してくれたように思う。

本編終了後の約30秒の鳴りやまない大歓声。頭が爆発するのではないかと思うほど私は大興奮していたし、歌ったし、やりきった。

そして、頭の片隅のどこかで分かっていた暫しの別れ。

それでも東京ドームを出てからは、寂しくて悲しくて楽しくて達成感も感じていて、不思議と心地よい、色で例えるなら緑色の爽快感に包まれていた。

 

この気持ちを何か表現出来ないかと今日までずっと探しており、先ほど皿洗いをしていて、ふと頭に浮かんでしっくり来た言葉がタイトルの「惜春」だった。

 

せき‐しゅん【惜春】

行く春を惜しむこと。また、過ぎ行く青春を惜しむこと。

https://kotobank.jp/word/%E6%83%9C%E6%98%A5-547160#w-547160

 

1つ前の記事がちょうど、彼らに出会った頃の記事で読み返すと懐かしい。

当時の私にとって長く暗い冬の夜に、あたたかな光と新たな希望を齎し、春を運んでくれたのは間違いなく、彼らの存在だった。

「Chapter 1」と表現していたが、それは春の終わりを告げること、つまり惜春だった。

私にとって彼らは春のような人たちだ。

だから、それを記憶して永遠にしようと思う。

そして行く春を惜しみ、また感じながら、時に人生を悲しみ、その悲しみをあの場にいた5万5千人あるいはそれ以上の人たちと共有出来たあの日を思い出し、それをも糧にして、いつか来る春を待ちたい。

 

出逢ってくれて、数えきれない程の思い出の花束をプレゼントしてくれてありがとう。私に希望はあると教えてくれてありがとう。生まれ変わっても私もシズニになりたい。

大好きなみんな、これからもどうか健やかで各々の幸せに向かって人生が良い方向でありますように。

 

私の愛する春NCT127に捧ぐ

2024年3月12日