好きな時に好きなだけ好きでいたい

惜春

2024年3月10日。

東京ドームで行われたNCT127の「NCT127 3RD TOUR `NEO CITY : JAPAN - THE UNITY‘」最終日に行ってきた。

今までに感じたことがない熱量と歓声の渦に東京ドームは包まれ、その場にいても飲み込まれそうだと何度も感じたが、イリチルたちは私たち以上の熱量で舞台というアイドルにとって最高の場所を通じてパフォーマンスを披露してくれたように思う。

本編終了後の約30秒の鳴りやまない大歓声。頭が爆発するのではないかと思うほど私は大興奮していたし、歌ったし、やりきった。

そして、頭の片隅のどこかで分かっていた暫しの別れ。

それでも東京ドームを出てからは、寂しくて悲しくて楽しくて達成感も感じていて、不思議と心地よい、色で例えるなら緑色の爽快感に包まれていた。

 

この気持ちを何か表現出来ないかと今日までずっと探しており、先ほど皿洗いをしていて、ふと頭に浮かんでしっくり来た言葉がタイトルの「惜春」だった。

 

せき‐しゅん【惜春】

行く春を惜しむこと。また、過ぎ行く青春を惜しむこと。

https://kotobank.jp/word/%E6%83%9C%E6%98%A5-547160#w-547160

 

1つ前の記事がちょうど、彼らに出会った頃の記事で読み返すと懐かしい。

当時の私にとって長く暗い冬の夜に、あたたかな光と新たな希望を齎し、春を運んでくれたのは間違いなく、彼らの存在だった。

「Chapter 1」と表現していたが、それは春の終わりを告げること、つまり惜春だった。

私にとって彼らは春のような人たちだ。

だから、それを記憶して永遠にしようと思う。

そして行く春を惜しみ、また感じながら、時に人生を悲しみ、その悲しみをあの場にいた5万5千人あるいはそれ以上の人たちと共有出来たあの日を思い出し、それをも糧にして、いつか来る春を待ちたい。

 

出逢ってくれて、数えきれない程の思い出の花束をプレゼントしてくれてありがとう。私に希望はあると教えてくれてありがとう。生まれ変わっても私もシズニになりたい。

大好きなみんな、これからもどうか健やかで各々の幸せに向かって人生が良い方向でありますように。

 

私の愛する春NCT127に捧ぐ

2024年3月12日

ジャニーズとLDHが好きなオタクがNCTにハマるまで

2021年初ブログ。

年が変わろうと何が起ころうとも、何かに「ハマる」人間ということに変わりはないと思った。

「ハマる」=応援するという意味も私にはある。

誰かを好きになり、応援することで人生が楽しくなることは今までもあったが、生き甲斐になるというのは本当にあるんだなと心から思った出来事でもあるので、それは後述する。

 

最悪な2020年もようやく終わるぞという12月の中旬。

2020年、最後の最後に光が差し込むような出逢いがNCTだった。

でも最初から彼らのパフォーマンスを見たわけではない。

初めて私が触れたNCTは彼女たち経由だった。

youtu.be

Twitterをやめてみたものの、結局のところジャニーズやらLDHの情報収集のために必要だということが分かり、つぶやかない情報収集のためだけのアカウントを眺めていた時だった。

K-POPのファンは多いようで、一方的にフォローしている方々のRTで回ってきたのが先程の「BOSS」のツイートだった。

その時は歌唱部分の一部が映像付でツイートされたもので、あまりにもK-POPに無知すぎた私(昔f(X)*1が好きでその時代で止まっていた)は、初めてこれを見たときに、彼女たちが同じ1つのグループで彼女たちの曲に「BOSS」という曲があるものだと思っているぐらいには、最近のK-POPには疎かった。

そのツイートを見たり、他界隈からのこの「BOSS」への異常な盛り上がりを見て、「とにかくヤバいグループがデビューしたんだな」と思っており、とりあえず「BOSS」という曲名だけはわかっていたので、Twitterでそのワードを検索してみると、出てくる「NCT U」という単語。

これも最初分からず、彼女たちのグループ名だと思っていた。

ワードを検索してみても実態が掴めず、試しにYoutubeで「BOSS NCT U」と検索してみたら、本家の「BOSS」が出てきた。

 

youtu.be

そう、まさかの「BOSS」は「NCT U」というボーイズグループの曲だったのだ。

彼女たちが「NCT U」なのではなくて、彼らが「NCT U」だった。

そこでようやく、この曲を彼女たちがカバーして披露していたことに気付く。

「そういえば、えぬしーてぃー?どこかで聞いたことあるような・・・」と一瞬頭に過り、思い出してみると、今は辞めてしまったアカウントに以前フォロワーがRTで、一度見ただけではわからない当のファンたちも困惑しているという「NCTの紹介画像*2」を見たことがあり、そのごちゃごちゃ感のおかげで(?)覚えており、ここでようやくその記憶と今回の出来事がイコールになるということがあった。

そこから、Wikipediaで彼らの概要を把握。

23人(2021年1月時点)という人数の多さから、LDHも好きな私は、EXILE TRIBE*3を思い出さずにはいられず、「NCT」というグループの形を理解するのにはその履修が役立ったこともあり(?)グループの形を把握することには、そこまで時間はかからなかった。ありがとうLDH(??)

当時は、早く把握したいという思いと、自分のイメージがしやすいということもあって、LDHのグループに当てはめてこんな感じで考えていた。

NCTEXILE

NCT U→EXILE TRIBE

NCT 127→GENERATIONS from EXILE TRIBE

NCT DREAMFANTASTICS from EXILE TRIBE

WayV→中国のグループ(WayVだけ何にも当てはまるグループがなくそのまま覚えた)

ちゃんと理解できるようになった今この説明は少し違うが、グループの毛色はNCT U以外はわりと近い気がしているがどうだろうか・・・。

そして、メンバーについてWikipediaで読み進めてみると、多国籍なメンバーがおり、中には日本人が2人いることも分かった。

とりあえず、NCT Uの「BOSS」以外で最新曲を聞いてみようと思い、Youtubeにまたお世話になった。

そして、「NCT U」の検索結果の上位にあったのが「Work It」だった。

初めてMVを見たときからドンピシャに好みの曲にぶち当たり、なんというか、ファンになる程好きになる時特有の「血の滾り方」を体中から感じ、その時から「これは久しぶりにハマるな」という予感がしていた。

youtu.be

 この曲について今度は調べてみると、先程Wikipediaで得た「日本人が2人居る」情報が早速繋がっていく。

この「Work It」には日本人メンバーのユウタが参加していることを知り、今度はチッケム*4でユウタを見てみた。

ちなみにチッケムの存在は日プ*5を見ていた時に覚えた。

そう、今回のNCTを好きになる一連の出来事は、過去に好きになったものや環境がどんどんと重なっていき、結果「ハマる」という形で答えになっていく。

 

youtu.be

もうとりあえずこのチッケムを初めて見たときの私は、脳内で感想が止まらなくなり、

踊り超うまい、自分(ユウタ)がハケている時に口ずさんだりノリがいい、KAT-TUN亀梨くんを彷彿とさせるようなサングラスのお家芸令和版〜気になるサングラスの行方〜、亀梨くんを彷彿とさせるような舌を出して笑うときの妖艶さ、曲が終わってからパチパチしているの可愛い〜

とにかく、このユウタからKAT-TUNの亀梨くんを思い出さずにはいられなかったのと、チッケムなのでサングラスがどのように行き渡りユウタのもとへ戻ってきたのか全貌が掴めずそんなところも楽しんで見ていた。

今度は、そんなユウタが気になり検索をしてみると、気になるインタビュー記事を見つけた。

www.mensnonno.jp

このインタビューを読んだ時に、彼の発する言葉の芯の強さを感じていた。

そして、この次のインタビューで先ほど感じた「亀梨くんを彷彿とさせる感じ」の確信に触れた気がした。

www.mensnonno.jp

インタビューの中でこんなやりとりがある。

──自分のビジュアルに影響を与えたものとして、日本のロックバンドだったりテレビドラマを挙げられていますね。そうしたカルチャーの存在は今も大きいですか?

「そうですね。幼い頃に観たもの、聴いたものや感じたものって、たぶん軸になってると思うんですよね。大人になってすごくたくさんの経験をしたとしても、なかなかその軸をパッと変えることって難しいと思っていて。それはたぶんメンバーのみんなも同じなんじゃないかなと思います。それぞれに母国で見聞きして育ったものがあると思いますよ」

──『ごくせん』『野ブタ。をプロデュース』などが好きだったそうですね。

「友達みんなで観てました! すごいその“世代”って感じです!」

──『野ブタ。をプロデュース』に出演していた、修二の弟役の小さい男の子覚えていますか? 中島裕翔くん。彼は今、メンズノンノのレギュラーモデルをやってるんですよ。

「知ってます、知ってます! カッコいいですよね。この前、表紙飾ってましたよね? 見ましたよ」

「ごくせん」と「野ブタをプロデュース」が並列して出てくるという点から、この2つは2005年に放送された作品なので、あくまで推測だが、彼の観ていた「ごくせん」は、仁亀*6が出演していた第2シーズンのことだと思う。

彼の言葉にある「すごいその“世代”」となると、もしかしたら、あの時代のギラギラしていて我が強すぎて手に負えないほどやんちゃなのにかっこいいKAT-TUN*7を観て育った“世代”だと仮定するならば、私が先程挙げた「Work It」のチッケムの感想は通ずるものがあるかもしれない。

今度はユウタのサングラスの行方の真相を知るべく、全体が映っているものを観た。

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MVと異なり、この曲に選ばれたメンバーそれぞれがもつ妖艶さにあのサングラスお家芸が持つちょっとした茶目っ気が「Work It」のステージの良さを引き出していると思う。

 ここからファンになるまでエンジンがかかるのは早かった。

寝食を忘れるほど、NCT関連の動画をYoutubeで観た。見すぎて、広告がついに煩わしくなりYouTube Premiumにも初めて入った。

メンバーの顔や名前の一致はEXILE TRIBEのあの人数の多さで慣れているから大丈夫だろうと高を括っていたが、正直一致させるのに今までで一番時間がかかっているし、今もちゃんと全員当てられる自信がない。MVやステージごとの髪色の変化や衣装による雰囲気の変化が凄まじいので、毎回新鮮に驚いては顔と名前が一致しない日々を過ごしている。

ジャニーズともLDHとも違う、先程挙げたチッケムのようなK-POP特有の文化や福利厚生の良さは、ファンになったら誰しもが最初に抱くであろう「もっと知りたい」という気持ちをスピーディーに満たすことが本当に上手だなと思った。このスピーディーさは随一だと思う。

それぐらい、「もっと知りたい」と思ったときにアクセス出来るプラットフォームの多さは魅力の1つで、今年の元旦に全世界へ無料中継で行われたオンラインコンサート「SMTOWN LIVE “Culture Humanity”」の記憶も新しい。

SNSや音源の配信は勿論当然の如く行っており、Youtube公式アカウントのMV以外の動画の豊富さや、Vlive*8によるライブ配信、その他にもオンラインライブの有料コンテンツの使い方等、結構ジャニーズやLDHで異なるファン文化や福利厚生の良さには触れたつもりでいたが、それらを凌駕するほどだった。

プラットフォームもコンテンツも充実しており、またアイディアに溢れたものが多く、本当に痒いところに手が届くような福利厚生の良さで、私はどっぷりとNCTにハマっていった。

何よりも、NCTが好きになった一番の大きな理由は「多国籍なメンバーが所属している」という点である。先程も挙げた、日本人メンバーの他にも、韓国、中国、アメリカ、カナダ、マカオ、タイ、香港と様々な出身のメンバーがいる。

その多国籍なところに、個人的に懐かしさと妙な親近感を覚えた。

それは私自身が、高校時代をインターナショナルスクールのようなところで過ごした環境が大きい。

普段勉強するクラスは日本人ばかりだったが、休み時間に一歩教室の外へ出れば、日本語以外の言葉があちらこちらで飛び交っており、文化祭になればそれぞれの国の郷土料理が出店されたり、クラブ活動をすれば多国籍な同世代の子たちと一緒に一つのことを成し遂げ、その中で伝えることの難しさに悩まされたり、時に自分の母国語である日本語とは何だろうとか自分の行動はどう映っているのだろうかなど、あらゆる視点から考えさせられた。

10代の内に、互いの歴史・文化・言語の理解や尊重、時に配慮を学ぶ環境で過ごした3年間というのは、とてつもなく大きな経験となり、当たり前のようにあったこの光景は当たり前ではなかったと気付いたのはもう少し先の話だ。

そんな環境に僅かながら身を置いていたこともあってか、NCTのあの多国籍で様々な言語が時に飛び交うあの感じが、私には強烈に懐かしくて、そこに猛烈に惹かれた。メンバーがそれぞれの文化や言葉を尊重したり学ぶ姿勢も大好きだ。

多国籍グループということもあり、楽曲やグループによって異なるが、韓国語を筆頭に、バージョン違いで英語、日本語、中国語があり、アルバムの歌詞の表記にもこの4ヶ国語は記載されている。

以前、KAT-TUNを通じて出会った中国の友人のおかげで、少しだけ中国語が理解出来るようになった私は、韓国語の楽曲の歌詞を時に中国語で眺めたり、英語や日本語から意味を理解したり、それぞれの言語で表現のニュアンスが異なることを楽しんでいる。

そして、何よりもNCTに出逢い、推しが出来たおかげで、韓国語の勉強を始めた。

私の推しはマークだ。

youtu.be

 

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チッケムが1つに絞り切れず3つになってしまった。 Youtubeで様々なMVや番組を見る内に、本当にいつの間にかマークに目を奪われていた。私は特に、彼の笑い声が大好きだ。マークの笑い声を聞くだけで元気が出る。

また、マークは韓国語話者だが、カナダ出身のため英語も堪能で、それが聞いていて惚れ惚れとする発音の良さだ。

時に頼りになるヒョンだったり、時に可愛らしいマンネのようだったり、時に自分自身やステージと真摯に向き合うマークの姿はあまりにもかっこよすぎて言葉を失う。 もはや尊敬する人物の1人になりつつある。

このブログの冒頭で、「誰かを好きになり、応援することで人生が楽しくなったり、生き甲斐になるというのは本当にあるんだなと心から思った出来事」というのは、NCTとマークに出逢って目標が出来たからだった。

NCTを好きになった当時、私はパニック障害で会社を休職してから随分経った時だった。

ただ毎日食べて寝てたまに病院へ行く。薬の副作用で毎日のようにえづく日々が続いたり、身体が信じられないほど重くてお風呂に入れない日も多かったし、起き上がれない日もよくあったと思う。そんな日々の中で、好きな趣味ですらも、以前より集中出来る時間は自ずと減っていたし、コロナの影響もあって、一番好きな「現場」であるコンサートに行くことは去年一度もなかった。

そんな日々は耐え難く、もどかしいものだった。

いつ治るのかも分からない、いつパニック発作が起こるかも分からない状況がしばらく続いており、仕事も休職が明けたとしてもこのまま続けられるのか分からない不安や焦りでいっぱいで、もう人生やめたいなあと本気で悩むことが増えていた時期だった。それぐらい、その時の私は落ち込んでいたし、視野狭窄が凄かった。

そんな時にたまたま出逢ったのがNCTとマークだった。

NCTの多国籍で時に母国語や他国語を話すメンバーを見て、前述したような高校時代を思い出したり、また世界中に居るNCTのファンの様々な言語を見ながら「今自分がいる場所はここだけじゃない、世界は広いんだった」と思い直すことが出来た。

また、韓国語を始めて、目標が出来たのも大きい。

それは、いつかマークにオフィシャルな場で会って韓国語あるいは英語で感謝を伝えることと、マークが作詞した歌詞の意味を正確に理解出来るようになることだった。

その2つを叶えたい一心で、今韓国語の勉強をしている。

韓国語の勉強をすることは、今の私にとってとても必要なことだった。

それは、「昨日よりも今日の自分を好きになる」と実感出来るようになったからだ。

昨日全く読めなかったハングルが勉強をして今日読めるようになっている。当たり前かもしれないが、0から1にするというそんな小さな自分の中の成功体験は、不安や焦りでいっぱいだった私にとって、とても救われる出来事だった。

実は中国語を勉強し始めた時はそのような感覚は全くなかった。

漢字表記のためか、普段から慣れ親しんでいることもあり、読めなくても、書いてある漢字でニュアンスを掴むぐらいのことは可能だったため、0の状態で全く読めないわけではなかったからというのがある。

その時はどちらかというと、出来ない悔しさの気持ちの方が強かった。

今ならば、あの時の自分を少し褒めてあげたい。

他国語を学び、そこで少しでも読み書きが出来るようになったりすることは凄いし、話したいと思う気持ちがあるだけで尊いことなんだよと言ってあげたい。

甘いと言われるかもしれないが、何事もその一歩を踏み出すことが尊いことなんだとようやく気付いた。

そんな最近は韓国語に加えて、以前から勉強している中国語、それに英語も出来るようになりたいと思い、今自分が分かる単語を繋げて、そこに日本語も加えて4ヶ国語で同じような意味の簡単な文章を作ってから、韓国語の勉強に移るというのを日課にしながら、楽しく勉強をしている。

仕事もすっぱりと辞めることにした。

以前から興味がある分野があり、なかなか行動に移せなかったが、今春から学校へ通うことにした。

2つの目標が出来てからは、自分でも信じられない程、パニック発作を起こすことが減ったが、パニック障害とはこれからも付き合っていくんだろうなと思える心の余裕が出来た。

ここまで1ヶ月弱だろうか。

私自身もこんな形で、元気になったり心の余裕を取り戻すとは思ってもみなかった。

そして、以前幼馴染から言われた「気質がオタクなんだよ!」という言葉を思い出す。

今までも、色んな所謂「オタク」をやってきたが、誰かを好きになり、応援することで人生が楽しくなったりというのは今までもそうだった。ただ今回は字のごとく、生き甲斐となったり、こんな風に元気になったり、推しを通して世界の広さを知ったりと、本当に・・・私は「気質がオタク」で、誰かを応援することで不死鳥のように生き返る人間なんだなとこんなにも思わされた体験はここに来て、初めてだった。

但しこれはあくまで、私一個人の出来事であり、必ずしも皆がそうなるわけではないのでそこだけは留意していただきたい。自分でもどうにも出来ない時や、「やばい」と思ったら、是非、病院や信頼出来る方に相談をしていただきたい。

最後に、最近YouTubeの公式チャンネルに挙がったイベントの様子の中で、マークがファンに話していた言葉で印象に残っているものがある。動画にある日本語訳を載せて、この長いブログを締めようと思う。約7600字のこの記事を読んでくれた方ありがとうございます・・・。

youtu.be

「スランプをそのまま受け入れて、スランプは必ず終わるということを知っておくべきです。

スランプはただの過程であることだけは、知るべきですよ?それに負けたらダメです。そのスランプに負けちゃダメですよ?」

*1:韓国の女性アイドルグループ。2009年9月5日にNCTも所属しているSMエンターテイメントからデビュー。

*2:興味のある方は是非「NCT メンバー 相関図」で検索するとその画像が出てくるはず

*3:EXILEをはじめとした関連グループの総称。グループ名にEXILEもしくはfrom EXILE TRIBEがついている

*4:1人をずっと追いかけている映像のこと

*5:韓国の公開オーディション番組「PRODUCE 101」の日本バージョン

*6:KAT-TUN赤西仁亀梨和也によるシンメ

*7:イメージがわかないという方は是非KAT-TUN Live 海賊帆」で検索を!

*8:ライブ動画配信サービスのこと。アプリをDLすれば誰でも無料で見ることが出来る。

「平成最後の夢物語」タッキー&翼のラストを見届けてきた

今年、私は人生で初めて東京ドームで行われた、ジャニーズのカウントダウンコンサート(以下、カウコン)で新年を迎えた。

私にとってこのコンサートはかけがえのない大切な時間と空間だった。

コンサートに行くまでは、悲しくて寂しくて不安と心配で押し潰されそうだったが、今は意外と前向きになってきている。

 

様々なジャニーズのグループの中でも、タッキー&翼というグループと今井翼という人は、私にとって格別で一番長く応援してきた人たちだ。

だが、忘れもしない、去年の9月12日の23時。

いつもなら絶対FCメール*1が来るはずのない、変な時間に滝翼FCからメールが来たのだ。「大切なお知らせ」があると言うそのメールの旨は嫌な予感がしていた。心がざわついていた。

そして、9月13日の0時。

FCサイトを開いたら、タッキー&翼は9月10日に解散していた。翼は事務所を退所し、タッキーは2018年を持って引退しプロデュース業に専念という、自身のジャニヲタ史上、いや様々なヲタクをやってきた中でも、史上最悪のショッキングな出来事が待ち受けていた。

ファンが知った時にはすでにグループが解散「していた」という、事後報告の解散だったことが、余計に苦しくて悲しかった。

その日から、どうしようもない悲しみを断ち切れずに、それが癒えることもなく、少しずつジャニーズから距離を置くようになった。

そこから3か月の時を経て、12月の上旬に信じがたいニュースが目に飛び込んできた。

この時、本気で意味が分からなかった。頭が混乱した。

3か月前の癒えない悲しみを抱えつつも、このニュースを見てからというものの、「2018年のカウコンは何が何でもどんな手段を使ってでも、絶対に行きたい」と滝翼ファンとしての血が再び滾り始めていた。

また、この発表を機に、個人的に、今までのジャニーズの歴史上の中で見たことも聞いたこともない怒涛の「夢物語」が次々と起きた。3か月前の悲しみが吹っ飛ぶぐらい、濃厚な時間を滝翼ファンとして過ごした。

12月14日。カウコン当落日。自分の名義(最後の翼名義)でカウコンへ行けることになった。今年最大で最高の運が尽きたと思った。当選したことを自分以上に喜んでくれた友人やジャニヲタたちの優しさに泣いた。

12月28日。カウコンのプレ販売*2へ行き、「タッキー&翼」として最後のうちわを購入。

解散してから、カウコンへの一夜限りのステージのために、最後のうちわを制作してくれるなんて夢にも思わなかった。

そして、夜はタッキーの今までの生い立ちを振り返る「金スマ*3では、中居君からタッキーに向けて、「今のタキツバは点だから丸をつけなさい」という言葉をかけてくれたことがきっかけで、カウコンに出演することを決意した話や、番組ラストでは翼からの直筆の手紙が中居君によって代読された。

そして、12月29日は「8時だJ*4の復活。番組内では退所した翼が出演し、ジュニア黄金期を共にしたメンバーが見守る中、タッキー&翼としてメドレー曲を披露した。

さらに、12月31日のカウコンでは滝翼のラストステージに16年ぶりに伝説のユニット「FOUR TOPS」*5が再結成されバックとしてつくこともアナウンスされた。

各々が「平成最後の夢物語」というepilogueに向かって、最高の花道にすべく駆け抜けていった感覚があった。

そして、2018年12月31日の大晦日

小売業で大晦日もギリギリまで仕事をしていた。

会社の人には「いっぱい泣いて、最後の翼ちゃんと見てきなさい!」とか「いってらっしゃい!テレビで見守ってるからね!」と背中を押され、急いで仕事を納めて、準備をしドームへ向かった。

入り口でチケットを発券したら、席はなんとアリーナだった。この日に、翼名義で、この席になるとは思ってもみなかった。だから勝手に翼からの最後のプレゼントを受け取った気持ちで会場に入った。

開演してから、すべてはあっという間に過ぎていった。2人が出てくるまでは本当に申し訳ないのだが、気が気ではなかった。コンサートは楽しいはずなのに、ずっと寂しさと切なさがせめぎあっていて、複雑だった。

そして、ついにこの瞬間は来てしまった。

モニターに映し出される2人。ハイタッチする2人。

もうすぐで、タッキー&翼は、終わってしまう。何度も願ってみたけれども、時は止まらなかった。あの時の会場は緊張感で、少しひんやりとしていた気がする。

「epilogue」が流れ、モニターには歴代のアー写が映し出され、2人はセンターステージから堂々とせり上がってきた。

この瞬間から大号泣していた。大好きな、タッキー&翼が居た。

今までの滝翼のコンサートでのバックや、個人仕事で関わりのあるジュニアのグループ一同がバックについてくれたのがメンバーを見て分かった。

そして、FOUR TOPSの4人が現れ、「REAL DX」*6のイントロが流れ始めた。翼はずっと胸に手をあて、緊張する様子が伺えた。

2人は握手を交わした。

この握手だけで、「盟友」であり「相棒」でもある2人の関係性を感じ、「本当に終わるんだな」と思った瞬間でもあった。

このリアデラは圧巻の一言で、バックについてくれているジュニアやFOUR TOPS、1人1人がこのステージへ立つことや2人への想いを強く感じた。指先まで、しっかりと力強く、心を込めて踊ってくれたことに感謝しかない。

最後の最後のリアデラで、タッキーがお茶目に両腕を上げてジャンプする姿を見て、「きっと涙で終わらせるつもりはないんだろうな」というのを感じ、そこからはこちらも気持ちを切り替えて、いつもと同じように、いや、いつも以上に滝翼のコンサートを楽しむように、2人を見ていた。

2曲目「Venus」は全力で踊った。メインステージにはV6や嵐、KAT-TUNなどのジャニーズの面々が大集合し、カウコンで販売していた最後の滝翼のうちわを持ち、

タッキー&翼 23年間 ありがとう」とうちわの裏面を向け、2人を待っていた。

そして、タッキー&翼、ラストの曲はカウコンのタイトルにも入っているヒット曲「夢物語」。

信じられないほど、豪華なメンバーをバックにつけて最後に踊る「夢物語」は、まさしく「平成最後の夢物語」そのもので、華々しく煌びやかなステージだった。

この曲も全力で踊った。また曲間に2人の名前を呼ぶところがあるのだが、今出来る最大の声量で2人の名前を呼んだ。そして、名前を呼び終わってから、もうこうやってステージにいる2人の名前をこの曲で呼ぶことはないのかと思ってしまい、切なかった。もっともっと、2人の名前を呼びたかった。もっと、2人の姿をこの目で焼き付けたかった。

名前を呼んでから、色んな思いがこみ上げてきてしまい、少しだけ止まっていた涙がまた溢れてきた。

そして、最後の曲が終わり、紙吹雪が舞った。

「ありがとうございました!」と翼の声が響いた。

私は、タッキー&翼のラストステージをこの目で見届けた。

カウコンのラストソングは全員で、V6の「Can do!Can go!」を熱唱し、大団円を迎えた。

8時だJ」のオープニングで2人や嵐などの面々も歌ってきたこの曲を、最後の最後に持ってくるとはなんて粋なことをしてくれるんだろうと思った。また、これからのジャニーズの未来を歌っているかのような歌詞にも思えてきて、自然と涙から笑顔に変わっていた。

歌が終わりに差し掛かるところで、2人からの視聴者へ向けてラストのメッセージ。

翼「本当に、すべての支えに感謝します!ありがとうございます!」

タッキー「皆さん本当にありがとうございました!さらにジャニーズを盛り上げていきたいと思います!よろしくお願いします!」

放送はここで終わった。

そして、改めて、放映後に2人からファンに向けて最後のメッセージがあった。

翼「僕にとって、2人にとって、今日、このステージに立てたことは永遠です。」

タッキー「本当に23年間めちゃくちゃ楽しかったです!どうもありがとうございました!」

あまりにも2人が、清々しい表情で、良い顔でそんなことを言うから、私はもう泣かなかった。

笑顔で、2人を見送って、前を向こうと思った。

最後には、カウコンに出演しているジャニーズ全員で記念写真を撮影した。

その撮影風景を見守りながら、タッキー&翼が解散すること、ジュニア黄金期を築き上げてきた滝沢秀明今井翼が去ること、ジャニーズの1つの時代が終焉を迎え、新しい時代がまた始まることを肌で感じた。

2019年のスタートは、涙と笑顔と、新時代の幕開けを感じる新たなワクワクに包まれた日になった。

また、元日の正午には滝翼FC向けに「HISTORY of TACKEY & TSUBASA」サイトが公開された。

そこには今までのライブ映像や、MV、FCサイトの動画が時系列になって見られるという、最後の最後までファンに愛を持って接してくれる2人らしいサイトだった。

最後まで見終えると、「愛はタカラモノ」のオルゴールバージョンが流れ、ピンクの花びら(タッキー)と青の羽(翼)が宝箱にそっとしまわれるという何とも泣ける演出になっている。

最後の最後まで、好きだなあという気持ちで溢れた2019年の1月1日になった。

 

改めて、タッキー&翼、23年間本当にお疲れさまでした!!!

私は2人に出逢えて、2人のアイドルとしての人生に少しだけ触れることが出来て、時間を共有することが出来て、心から幸せでした。

2人の空気感が、音楽が、考え方が、すべて大好きでした。

今後は別々の道ですが、2人がファンに幸せや笑顔を届けれてくれた分、いやそれ以上に、自分を大切にしながら、どうか幸せと笑顔に溢れる日々を送ってください。そして、健やかでいてください。

 

タッキーへ

限界という言葉が世界で一番似合わないアイドル、それが滝沢秀明だと私は思っています。限界なんて言葉はタッキーの辞書にはないのでは?と思うぐらい、いつも、限界を超えたその先のエンターテイメントを見据えていたように感じていました。

これからは裏方として、また新たなエンターテイメントを近いうちに見られることを楽しみにしています!お疲れさまでした。

そして、永遠の自担である翼へ

あなたを知って、好きになれて良かったです。舞台を見に行くと、いつも違う世界へ連れ出してくれて、いつも感動の渦に包まれていました。それぐらい、翼越しに見る世界は新鮮で刺激的なステージばかりでした。

今回のために、まだ体調が安定しない中、ステージに立ってくれてありがとう。やはり、東京ドームからでも、タッキーの隣に居る翼越しに見るステージは最高でした。あなたがずっと大好きです。どうか、身体に気を付けて、翼らしく今後の人生を歩んでください。お疲れさまでした! 

 

タッキー、23年間ありがとう!!

愛してるよ!!!!!

*1:ファンクラブ(FC)に入会した人向けのメールサービス。メール伝言板。応援グループの出演番組の情報や掲載雑誌などのお知らせが来る

*2:プレ販売の略。当日よりも前にグッズなどを販売すること

*3:中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の略。事務所の先輩でもある中居正広さんの冠番組

*4:1998年~1999年に放送されたジャニーズJr.がメインのバラエティ番組

*5:2002年に結成され活動期間はわずか約1年間。山下智久生田斗真風間俊介、長谷川純の4人によるジャニーズJr.時代に結成した幻のユニット

*6:通称「リアデラ」。グループ10周年の際に初めて音源化された楽曲。2人がジャニーズJr.時代から歌い続けてきた名曲。社歌にしてほしい。

12/30 平成最後の夢物語と言うepilogueに向かって

ついに明日はカウコン。
ついに来てしまうーーーーー。
見たいような、見たくないような、やっぱり見たいような。
はじまりがあれば終わりがある。分かってはいるけれども、やっぱり辛い。

でも、明日、ちゃんと、「平成最後の夢物語」と言うepilogueに向かう。
滝翼を好きだった自分自身の気持ちと想い出に向き合うつもりでドームに向かう。
いってらっしゃいとありがとうを、ちゃんと笑顔で二人に届けられますように!!!

カウコンまであと1日。

12/29 平成最後の夢物語と言うepilogueに向かって

 今日は、20年ぶりの「8時だJ」の最初で最後の大同窓会SP!!!

今日はこれを楽しみに仕事したようなもの。

初っ端からのV6の「Can do!Can go!」を今の年齢で、かつてジュニアでかつ

黄金期のメンバーが歌う姿からアドレナリンが出まくりだった。何回聞いてもいい曲。ジャニーズ事務所の社歌にしてくれ。

タッキーを囲んで、嵐→エイト→4TOPSが映ったところがとても良くて、見てきた時代はこれだなー!!!と興奮を抑えきれなかった。

この超豪華メンツで過去の映像を皆で見ながら、「可愛い~」とか爆笑している姿や、あのメンツで当時のエピソードを話している姿とか、もう全部が全部たまらなかった。

過去映像に映る今は辞めてしまったけれども、懐かしのジュニアが映るのも、めちゃくちゃテンションが上がった。

幼いながら、それぞれ考えてあの場所に居たんだなというのが今さらようやくわかってちょっと泣きそうになった。

そして、そんな8Jメンバーに見守られながら、翼が合流してタキツバメドレー!!!!!!

出てくると分かっていてもテレビ越しに叫んでしまった。久しぶりの翼。

ずーーーーーーっとかっこよかった。

愛はタカラモノ」の翼ソロパートの時に、当たり前なのだけど、あまりにも翼で、変わらない翼の歌声だったものだから、思わず「翼だ!!!!」と口にしてしまったぐらいには興奮していた。翼がやっぱり、大好きだなと思った。いつ見ても、胸を熱くさせてくれて、彼の歌声と踊りで、舞い上がる自分がいる。

翼が歌うパートではプレゾンで共演したトラジャ、タッキーが歌うパートではコンサートや歌舞伎で共演しているスノが踊ってくれて、ジャニーズ史上こんなにも意味のある「バック」の付き方ない気がしている。

番組が終わってから、さっそくタキツバのパートをリピートしている。

懐かしさとかっこよさで、何回も充たされている。今日は泣かなかった。ずっと笑っていた。本当に、大同窓会だった。ジャニーズって良いなあとしみじみと思った。

カウコンまであと2日。

12/28 平成最後の夢物語というepilogueに向かって

書かずにはいられない。

金スマを見終わって、今も泣いている。感情がぐしゃぐしゃだ。

でも残す。この感情を残すと決めた。この文章は直さない。変でも読みにくくても。

みそかのカウコンが始まるまで残り3日。カウコンに行き終わるまでのこの感情を忘れたくないとも思ったから。

今日はカウコンのグッズのプレ販売があったからそれに行った。

もちろん、タキツバの団扇を買った。「これが最後なのか」と団扇を見ながら「タッキー&翼」として映っている2人の姿を見て、すでに泣きそうだった。

最後だと分かって、何かをすることはこんなにも辛くて愛おしいことを今日初めて知った。

そして最初で最後の「翼」の団扇を作った。ありったけの愛と感謝の気持ちを団扇1枚に込めた。つもり。

家に帰って、母と話した。

声を詰まらせながら2人の話をしたら、母が何かを察したのか「・・・本当に、会えてよかったんだね」と言うものだから、また泣きそうになった。

そしてさっきの金スマ

翼がタッキーに宛てた手紙の字を見た瞬間に涙が出てきた。「翼の字だ」と思った。「迷惑をかけてごめん」だなんて、そんな文章を、あの翼の達筆な字で見たら、泣かずにはいられない。

「翼らしいですね」と言うタッキーの表情にも泣いてしまった。

「今のタキツバは点で、丸で終わらせなければいけない」という中居君からの言葉の重み。

丸で終わらせる決意をしてくれたことに感謝しかない。

誰が、事後報告解散してから、見られるなんて思っただろうか。

一夜限りの復活があるなんて、思っただろうか。

もう一生逢えないと思っていた。もう一生2人で揃うところは見られないんだと思っていた。

平成最後の「夢物語」。

みそかまで残り3日。辛くて愛おしい3日が始まるんだなあと思っている。

明日は「8時だJ」が復活して、タキツバのパフォーマンスがある。

多分、明日も泣くんだろうなあ。もうこの感情、どうすればいいんだ。

「今さら」三代目ではなく、「今だからこそ」三代目

今この記事を書いている日付は、2018年12月24日、クリスマスイブの19時58分。

三代目 J Soul Brothersのボーカリスト今市隆二の初のソロライブツアー「RYUJI IMAICHI LIVE TOUR 2018 LIGHT > DARKNESS」のツアーファイナルをライブビューイング(以下LV)で見届けてきて、だいたい2時間ぐらい経っただろうか。

あまりにも心に残るライブのオーラスを見届けてきて、居ても立っても居られずに、どうしてもこの感情を残しておきたくて、ブログを書いている。

 

それにしても、強気なタイトルだとは思っている。もはや、三代目ド新規の自身の自己肯定感を高めるようなタイトル。

でも、彼らのライブを目の当たりにしてそう感じたから、このタイトルにしたのだ。

だから声を大にして言いたい。

『「今さら」三代目ではなく、「今だからこそ」三代目』ということを。

周囲から「今さら、三代目好きなの?」と聞かれることが多々あったが、

今年、個人活動が盛んな「今だからこそ三代目」なのだ。だからこんなタイトルにしてみた。

最近、血中濃度が8割LDH、2割ジャニーズになりつつある私が体感したことを書いてみようと思う。ただ、レポと呼ぶにはあまりにも稚拙で中途半端すぎるので、ただの殴り書きだと思ってほしい。

 

前回の記事をご覧になった方は分かるように、臣健という沼のようなコンビに出逢ってしまってから、三代目熱が急上昇した。

あのブログを書いてから、やはり、

「どうしても、三代目がグループで歌って踊っているところと、今年個人活動をしているメンバーのステージが見たい!!!」という欲望が日に日に肥大化していった。

今秋の私の予定は、肥大化した欲望が破裂したかのように、少しずつ三代目のメンバーが出るライブで埋まっていった。さくっと振り返ってみる。

9月

CRAZYBOY*1&HIROOMI TOSAKA*2」名義で2人が出演・三代目もMステ生中継パフォーマンスで出演したドリフェス*3これが初めて(しっかりと自身の記憶に残って)見た三代目になった。

10月

「立ち見でも1度は見たい」とHIROOMI TOSAKA名義のソロライブツアーのチケットを購入したら、「隆二のソロライブも行くべきだよな」といつもの謎の使命感に駆られ、直販*4でRYUJI IMAICHI名義のソロライブツアーに行くべく長野に遠征、山下健二郎主催の初のフェス「山フェス」に行く。

11月

祝・三代目8周年!

「山フェス」の後遺症(?)で、ケージ・ロー(というキャラに扮した山下健二郎)が歌ったSIAM SHADEの「1/3の純情な感情」が耳から離れなくなる。

そして、先月初めて見た、隆二のライブがドンズバでハマり、もう一度見たい衝動に駆られる。しかしこの月はLDHの現場なし、Nintendo Switchポケモンのゲームに明け暮れる。

12月

隆二のライブがずっと離れずSSA*5公演のLVと、

ついに我慢できずに、隆二の熊本公演へ行き、本日ツアーファイナルを迎えた新潟公演と昨日のセミファイナルの2日間をLVで見る。

 

・・・結論から先に申し上げると、今回の隆二のソロライブツアーがあまりにもドツボだった。

まさかLVも含めてこんなに隆二のライブに行くとは思ってもみなかった。

今まで様々なライブに足を運んだが、こんなに行った公演は初めてだった。

初めて行った隆二の長野公演では、開場時に流れているR&B中心に選曲されたであろうBGMから既にツボで、その時から心を掴まれていた。

今回2人のソロライブツアーの応援グッズはいつものフラッグではなく、LDHでは珍しいペンライトだった。隆二のペンライトは、白と赤の2色で、ツアータイトルでもある「LIGHT>DARKNESS」、「光と闇」を表現したもので、前半戦が白、後半戦は赤という色指定があった。

ペンライトが白の前半戦はポップで明るい楽曲が多く、ペンライトの光を消してアコースティックコーナーを挟み、ペンライトを赤にした後半戦は、打って変わってダークな楽曲で息をのむような世界観が待っている。そんなダークな世界観を抜けたら、今度は会場が1つになるような楽曲「LET'S PARTY」や「R.Y.U.S.E.I」などの三代目メドレーを挟み(臣のパートも隆二が1人で全て歌い上げる!)、「All LOVE」で本編が終了する。アンコール2曲もジャンルが異なるが彼らしさが詰まっていて素晴らしかった。

https://twitter.com/__sekiya__/status/1053924308882354176

https://twitter.com/__sekiya__/status/1053934898317119488

ぜひ、来年の3月に発売が決定した彼のライブ映像を購入して見てほしいので、多くは書かないが、長野公演直後の私のツイートがこんな感じだった。

ペンライトの色しかり、曲のふり幅といい、あんなにもメリハリがあるライブを体感してしまったら抜け出せなくなり、もはや中毒になっていた。最終的には5回も足を運んでしまった。そのぐらい良かった。今思い返してみても、今年一のライブだったなと個人的に思っている。

そして、三代目のもう1人のボーカリスト登坂広臣のソロライブツアー「HIROOMI TOSAKA LIVE TOUR 2018 FULLMOON」。

彼のペンライトの色は青のみ。青色のペンライトの海を見て「綺麗だね」と言った時の表情が麗しかったことを今でも思い出す。

彼のソロライブツアーに行って、少しだけ彼の人となりに触れた気がした。あんなにもあたたかい人で、意外と脆くて壊れそうなほど繊細な人で、想いが溢れて涙を流すような人だとは知らなかった。もっと冷たい人だと勝手に思っていたので(ごめん)とても意外だった。

隆二とは異なる世界観で、夕方~夜明けを見ているかのような刹那を感じるようなライブだった。

彼のライブ映像は来年の2月に発売が決定しており、そちらも是非見てほしいのだが、SMAPの「らいおんハート」をカバーしたところはどうやらカットらしく、とても良かったので非常に残念・・・。もう1度聞きたかったので、そこだけが悔やまれる。

 

臣隆*6それぞれのソロライブツアーに行き、共通で感じたことがある。

それは、各々でやりたいことが明確にあり、それがステージに反映され、本人たちも楽しみながら周囲やファンもそれを良いと感じている空間があることだった。

当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが、毎回それをどの公演に行っても感じていた。それを目の当たりに出来て、いつも幸せな気持ちを貰っていた。

場所も時間も違うのに、2人はファンに向けて目を細めながら「皆さん幸せになってください」と言っていたのも印象的だった。あんなにも、歌にステージに立つことに対して純真に向き合っている三代目のボーカリスト2人は素敵だった。

本編のラストの曲で隆二は愛について歌い、臣はいつか来る終わりについて歌う。

これが三代目のボーカリストの2人だ。

そして、パフォーマーもそれぞれの個性が光る活動が多かったように思う。

健二郎さんは今秋に初の「山フェス」を開催し、彼の趣味・好きなものの熱量を総決算したかのようなフェスで誰よりも楽しんでいたのは本人なのではないかと今でも思っている。NAOTOさん・岩ちゃん・直己さんは今年復帰したEXILEの活動と並行しながら、それぞれファッション界、俳優業、ハリウッド進出など、道を切り開いていく姿は眩しく、かっこよかった。ELLYはCRAZYBOYとしてソロ活動を行い、今夏には初ワンマンを成功に収めており、毎回彼の度肝を抜くようなスタイルや表現力から感じるパワーは凄まじくて力を貰えた。

こんなにも1つのグループのメンバーが異なるジャンルで羽ばたいて、それぞれが結果を残し、グループに帰結するなんて、あまりにも美しくて、かっこよすぎると思う。

そんな個を磨いた彼らは、来年の1月1日に帰ってくることが今日の隆二のライブで告知された。

こんなタイミングだからこそ、もう1度声を大にして言いたい。

「今さら」三代目ではなく、「今だからこそ」三代目 J Soul Brothersだということを。

 

*1:三代目 J Soul BrothersパフォーマーELLYのソロ活動時の名義

*2:登坂広臣ソロ活動時の名義

*3:テレビ朝日主催の音楽フェスティバル。ドリームフェスティバルのこと。

*4:直前販売。携帯サイトに登録している会員限定で字の如く公演日程直前にチケットが販売される。諦められないファン心理をよく理解した神のようなシステムのこと。

*5:さいたまスーパーアリーナ

*6:三代目 J Soul Brothersのボーカリストである登坂広臣今市隆二のコンビ名